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2012.01.06 Friday | - | 

レインツリーの国


有川 浩 / 新潮社
Amazonランキング:7255位
Amazonおすすめ度:
想いはあなたに届くだろうか
いいですねえ
話題性だけじゃない

きっかけは「忘れられない本」そこから始まったメールの交換。あなたを想う。心が揺れる。でも、会うことはできません。ごめんなさい。かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった―。青春恋愛小説に、新スタンダード。
図書館内乱から引き続き。 まさかたった二章目から涙ぐむとは思いもしなかった!

 一言で言って薄っぺらい。身障者をダシにお涙頂戴を狙う思惑が鼻について怒りさえ覚える。キャラクターも人間としての厚みがまったくなく、感情移入できない。
 恋愛おままごと的道行きを飲み込める人ならそれなりに楽しめるかも?まあこれはあくまで個人的意見ということにしておくが、買う価値はまったくない。
なんていうとでも思ったかー!郁の気持ちがわかるわ。確かに好きな本がけなされてたら怒りがこみ上げてくるな!そう考えると堂上さんと小牧の対応は大人だわ。とはいえあたしも面白くないと思った本には文句を言いますが。「面白い」とばかり書かれている本を読んで”面白くない”と感じたときに「なんでみんなこれを面白いと思うの?」「あたしは面白くなかった」という意見もあるべきだと思うので、どっちもどっちかな。と、図書館内乱の話になったw

こういう本の感想を書いていて、メールとか貰った事ないんですが(それ以前に公開してないしな)なるほど、こういう出会いもあるのか。しかしよくよく考えるといま現在いるオンでの友達、知り合いというのは全員がサイト、もしくはネトゲを通じて出来た繋がりだよな。いまでこそウェブ拍手というものが浸透して、匿名でコメントを送れるけれど、当時は掲示板、もしくはメールで、とても緊張しながら文字を打ち込んでいた事を思い出します。いま思い返せばよくそれだけの社交性があったな、と思いますがw いまや完全にROM専ですからね。本についての語り合い、というものはあまりしたことがないです。というのも自分がこれ面白かった!これつまらんかった!とひとしきり喋るだけ喋って満足するからです。自分と違う意見を出されたとしても「あー、そう考えるのもありだな」と思うだけで、「いや、それは違うと思う」と反論する気にまではそうそうならないんだよね。自分が好きな作品を嫌いと言われたり、逆に自分が面白くないと思った作品を面白いと言われた場合はその限りじゃないけどw

図書館内乱から読んだ人ならこの話が「聴覚障害」について書かれている事は既に知ってると思いますが、あたしは聴覚障害の事を詳しくは知りませんし(聾と聾唖の違いとか)、この作品を読んだからといって特に調べる事もしてません。ただわかった事は世の中は障害者(この言葉も好きではないんですが)にとって優しくはないって事ですね。その辺は難しい問題だと思うわー。
物語途中のひとみの「同情しないで」「でも気を使ってくれないのも嫌」っていうのは伸じゃなくても腹立つんじゃないかな。でもそのひとみの心情も分かってしまうんだよなー。伝わらないジレンマっていうのは誰しもがあると思う。言わなくても分かってよ!という女心?w 無理なのは分かってるんだけどその辺を汲み取って欲しいんだよね。読んでいるときは伸視点なのでひとみにいらついてたんですが、一旦読み終えるとやはり女ですのでひとみ視点で考えてしまいました。いや、でもなかなか伸は出来た男だと思う。ぶっちゃけ好みです。ただこういう男とは性格が合わない自信がある!言い合いのけんかになる事間違いナシです。揚げ足ばっかり取ってるんじゃねー!とw

あ、ぐだぐだ言ってますが(しかも感想じゃない気がする)面白かったですよ。 まっとうな純愛小説って久し振りに読んだ気がする。 図書館内乱からレインツリーの国が出たように、フェアリーゲームも出してくれるといいのにな、と思いました。でも最初からラストが分かってるっていうのも微妙か?w あとがきの自衛官のくだりも素敵です。

でもこれから読んで図書館戦争に入る人は物語のギャップに驚くんじゃないかな。ただ内乱とレインツリーだったら、どっちを先に読むかで感想が変わりそう。先にこっちを読むと内乱に感情移入しやすいんじゃないかな。

2006.12.08 Friday | 小説(あ行の著者) | 

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2012.01.06 Friday | - |